『道路事業における地質調査業務のポイント ―計画・調査から解析まで―』
道路事業を進めるにあたって、地質の分布状況や物理的・力学的特性を把握し適切な対策工を選定することは非常に重要です。本講演では、軟弱地盤における調査地点の選定方法や解析上の注意点、また地質調査業務におけるポイントなどをご講演いただきました。

『十勝の畑作経営の規模と土地利用，及びスマート農業技術への期待』
三宅先生は、十勝地域において大規模化が進展する畑作経営を対象とした経営耕地面積や作付構成の変遷、及び自動操舵システム等のスマート農業技術の導入実態と評価、今後の意向についての研究を行っております。本講演では、これらの研究成果を踏まえた、畑作経営に対する新たな土地利用政策やスマート農業技術に期待することなどをご講演いただきました。

『リモートセンシング技術を活用した土壌情報の面的評価』
当社では、大規模畑作地帯において、ドローン画像を活用し、黒ボク土を対象とした窒素肥沃度ベースの可変施肥システムを構築いたしました。その概要と効果について、説明を行いました。
近年、衛星画像のオープンデータ化が進んでおり、安価に複数画像の解析を行うことができます。このことから、複数画像を活用した黒ボク土における可変施肥の適地判定、低地土における作物生育阻害要因の推定方法や複数画像解析を行った道総研の類似研究の成果について説明を行いました。