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2025年度第2回技術研修会(技術研修会)

北海道科学大学 工学部 都市環境学科 准教授 細川 和彦 先生

冬季間の防災について考える
~地域住民の災害への備えの現状~

地域防災を考える上で、強固な防災インフラの整備は重要ですが、地域住民の災害に対する知識や備えが十分でなければ、真に安心・安全な社会の実現には至りません。本講演では、地域住民の災害への備えの現状を概説するとともに、住民一人ひとりが“自分事”として防災を捉えるための工夫について学びました。また、講演を通じて、私たちも一市民としての備えや避難生活をイメージする機会となりました。

株式会社ズコーシャ 札幌支社総合科学研究所 補償調査室室長 町田 優也

水質汚濁が乳牛に与える影響と補償

道南地区の農村地域において、北海道新幹線高架橋工事に伴うボーリング調査の結果、「井戸水の汚濁が発生した」と酪農家から申し出がありました。その事象とほぼ同時期に発生した黄色ブドウ球菌による乳房炎の蔓延について、両者に因果関係があるか検証を行いました。本件では、飼育する乳牛が死亡または廃用になった場合の補償内容などについて紹介しました。