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当社開発の可変施肥システムを利用した「圃場情報に基づく可変施肥効果に関する実演検討会」

2013.12.3 お知らせ

当社開発の可変施肥システムを利用した「圃場情報に基づく可変施肥効果に関する実演検討会」(主催:とかち低コスト施肥技術体系確立事業推進協議会)が帯広市農業技術センターで開催されました。

「圃場情報に基づく可変施肥効果に関する実演検討会」実施報告

北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区(フード特区)の事業の一環として進める「とかち低コスト施肥技術体系確立事業推進協議会」(会長・佐藤貞稔帯広畜産大学教授)。土壌に応じた自動可変施肥機を導入して施肥することで、作物の生育を均一化、肥料コストの削減を目指す。
協議会は帯広畜産大学、ズコーシャ、十勝農協連、サークル機工、帯広市で鋼製され、道総研十勝農業試験場、十勝農業改良普及所がオブザーバー。農水省の事業を活用し、昨年から2年間実施。
可変施肥は、リモートセンシング技術などの先端技術を農業分野に導入。無人ヘリコプターを飛ばし畑のデータを取得、可変施肥マップを作成する。事業のモデル農家は、帯広市川西地区の2戸でビート、帯広市大正地区の2戸でジャガイモを、上士幌町内の2戸で飼料用トウモロコシを対象とした。
十勝を代表する火山灰土と沖積土の2種類の土壌で実施する。的確な作業管理や収穫ができるようになるため、農作物の生産性向上、品質の安定化、生産コストの削減、環境保全を進めることができる。
可変施肥による減肥基準を策定し慣行施肥量と比べて10%以上の削減を目標としている。試験の成果は現地検討会などで説明し、管内農家への普及を図る。
佐藤会長は「十勝にも精密農業が入ってきている。農業ICT(情報通信技術)でリードする地域として期待がよせられている」と話した。

「とかち低コスト施肥技術確立事業推進協議会」主催の実演講演会は以下の通り行われた。
【目 的】:とかち低コスト施肥技術体系確立事業(農林水産省)の結果報告と技術普及
【日 時】:11月29日(金) 13:00~15:30
【場 所】:実演会-帯広市農業技術センター、成果報告・事例広告-十勝農業共済組合2F
【内 容】:表の通り実施

 時間項目担当
実演回13:00~13:50空撮用みじんヘリコプタ&4畝自動可変施肥機の実演会(株)ズコーシャ
榎本 吉典
米山 晶
会長挨拶14:10~14:15とかち低コスト施肥技術体系確立事業推進協議会会長帯広畜産大学教授
佐藤 貞稔
成果報告14:15~14:45空撮用無人ヘリコプタを活用した土壌肥沃土ベースの施肥の有効性について(株)ズコーシャ
丹羽 勝久
事例紹介14:45~15:15Nセンサシステムを利用した小麦の可変追肥について十勝農業試験場
原 圭祐
質疑応答15:15~15:30  

【参加者】:140名(参加者名簿参照)

自動可変施肥機の説明とデモ(担当:ズコーシャ米山)

空撮用無人ヘリコプタによるリモートセンシングの説明とデモ(担当:ズコーシャ榎本)

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